先日の秋田戦での敗戦で、
昇格の希望はほぼなくなりました!
ここからは、奇跡の領域です。
ただ、奇跡というのは、
たびたび起こるものでもあります。^^
歳がバレますが、
2003年のJ1昇格も
リアルタイムでみてきたので
2003年と2021年との
違いを書きたいと思います。
もちろん細かいところでは、
いろいろとありますが、
大きいところで、
ひとつは
ビッチ上での監督の存在です。
よくいわれる事ですが、
試合が始まってしまうと、
監督が出来る事は限られてしまう。
試合状況をみて
修正していかなければいけない場面、
あるいは、追加点を奪いにいくのか
リードを守るのか
意思統一をしなければいけない場面等
選手が自ら考えて
いかなければいけない状況は
たくさんあります。
2003年は、山口素弘の存在が
大きかった。
当時アルビは、まだまだJ2のチーム。
素晴らしいメンバーが揃っていたとは
思いますが、
ほとんどが、J1で出場機会がなく
新潟に来た選手。
その中で、
山口素弘 の存在は異彩をはなっていました。
選手としてのピークは
過ぎていたとはいえ、
キャプテンとして長らく
日本代表を引っ張ってきた選手。
しかも、当時の反町監督が
自ら連れてきました。
山口の戦術眼が優れていたか
どうかはわかりませんが、
ピッチ内では、山口が指示を出し、
それに異議を唱える選手は
いなかったと思います。
それほど、当時のアルビの中では、
山口の実績は
軍を抜いていました。
今のアルビにそういう存在の
選手がいるのかどうか
わかりませんが、
いないような気がします。
もうひとつはプレッシャーの
かかり方。
当時は、前年に昇格寸前まで行き
期待は大きかったとは
思いますが、
”J1へ行けたらいいね”
という感じでした。
うまく表現できませんが、
今年のJ2で言えば、
琉球のような立ち位置でしょうか。
J1へ行ければ嬉しいが、
行けなかったとしても
サポが暴れることは
ない感じでしょうか。
それに比べると
今年は、”J1復帰が至上命令”
「昇格しなければいけない。」という
プレッシャーは当時のものより
はるかに大きいでしょう。
そういう意味では、
これから磐田にかかる
プレッシャーもそうとうなものに
なるはずなので、
差を縮めて行ければ、
なにが起こるかわからない
ハズだったのですが・・・
この前の秋田戦でもそうでしたが、
思い切ったプレーが少ないような気がします。
ミスを恐れすぎているのでしょう。
このあたりは、みえないプレッシャーの
影響もあるのではないでしょうか。
昇格は苦しくはなりましたが、
この後、7連勝フィニッシュが
できれば
なにが起きるか分かりませんので
1戦1戦
トーナメントのつもりで
勝ち続けましょう。